PR戦略を
立てる

一度の露出やバズで終わらせないために

PRの目的は、「伝える」ことではなく「伝わる」こと。

そして、ただ伝わるだけでなく、「信頼を得る」「期待を集める」「仲間を増やす」「市場を動かす」といった、企業や組織の成長にとって必要な次の一歩を引き出すことです。

そのために重要なのが、自社のフェーズや状況に応じて、必要なタイミングで適切な情報を届ける戦略設計です。

フェーズに合わせたPR戦略

スタートアップや急成長している企業では、事業規模に応じてPRの取り組み方がある程度決まってきます。たとえば、まだ実績の少ない時期には「信頼性をどう得るか」が重要な課題になります。逆に成長フェーズに入っている企業であれば、「どんな期待感を市場に持ってもらうか」「どんな拡張性があるか」を伝えることで、新たな顧客や支援者との関係が生まれます。

また、中小企業や地域の企業、自治体などは、PR活動が手薄になりがちですが、じつは「情報の宝庫」であることも少なくありません。事業や活動の背景、地域とのつながり、現場の声。こうしたリソースを整理して言葉にすることで、戦略的なPRが可能になります。

kushamiが考える、PRの大きな流れ

kushamiでは、PR活動を以下の5つのステップで整理しています。すべてのステップを順番に踏む必要はありませんが、「どの段階にいるか」「次に何を目指すべきか」を考える指標として機能します。

Step 1-A:企業の信頼性を築く

まずは、外から見ても「信頼できる会社だ」と感じてもらえることが第一歩です。

  1. 新製品や新サービスに関する発表
  2. 大手企業や大学・研究機関との共同発表 → “お墨付き”をもらうことが鍵

Step 1-B:世の中・市場を喚起する

社会課題や業界の現状を言語化し、「なぜ今、自分たちが存在するのか」の理由を世の中と共有します。

  1. 〇〇依存、〇〇離れ、〇〇後進国ニッポン、などのフレーズで現状を言語化
  2. 自らが向き合うテーマに関するファクトづくり(調査PRなど)

Step 2:拡張性による市場の期待感を構築

将来の展望を描くことで、応援したくなる・出資したくなる・一緒に取り組みたくなる空気をつくります。

  1. 業務資本提携の発表
  2. 資金調達に関する発表

Step 3:導入実績の可視化(実態の可視化)

「言っていること」と「実際にやっていること」が一致していることを証明します。

  1. クライアント(企業や地域、団体など)に支持されているという事実を可視化
    → 自社だけでなく、提携先にも協力してもらいながら発表

Step 4:業界のKOL(キーパーソン)として確立

「〇〇についてはこの会社に聞けばいい」と思ってもらえる存在になる。

  1. メディアや講演登壇などを通じて、業界内外の“聞き手”を増やしていく

Step 5:中期経営計画の発表

今後の展開を自ら語ることで、企業としての「見通し」と「構想力」を伝える

  1. 新事業プロジェクトの推進
  2. 新領域への展開

長期的な視点でPR戦略を設計する

一度の露出やバズでは終わらない。

kushamiがご支援するPRは、半年〜数年にわたり伴走する長期的なプロジェクトです。
フェーズごとにやるべきこと、出すべき情報、つながるべき相手が変わるからこそ、「どこを目指すのか」「今どこにいるのか」を明確にしながら、次の一手を設計していきます。

ただ単に話題をつくるのではなく、信頼を積み重ね、味方を増やし、結果として「社会を動かす」こと。
それが私たちの考えるPR戦略です。

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