この記事は、全てのPRパーソンが考えていることを代弁した記事です。
「やっと時代が追いついてきてくれました」
某PRパーソン談
デジマとPRと、わたし。
最近、こんな感覚ありませんか?
「Googleで検索するより、ChatGPTに聞いたほうが早いし寄り添ってくれてる気がしない?」
私自身、大学の卒業論文のテーマが「Google検索」でしたが(2009年)、
いよいよコミュニケーションの主役が、検索からAIに移ってきたと感じます。
これまでデジタルマーケティングの王様だったSEO。
キーワードを選んで、被リンクを集めて、上位表示を狙う。
もちろん、いまでも大事です。
でも正直に言うと――それだけじゃ、足りなくなってきている。
ここで登場するのが、
LLMO(Large Language Model Optimization)。
そして、この話を突き詰めていくと、ある結論にたどり着きます。
「いよいよPRの時代じゃね?」
LLMOって結局なに?めちゃくちゃ噛み砕くと
LLMOの考え方は、意外とシンプルです。
「AIに、どう理解されるかを設計しよう」
これがLLMOです。
SEOは、人が手を動かす検索エンジン向けの最適化でした。
一方、LLMOは“AIの頭の中”向けの最適化。
生成AIは、Google検索結果の順位表を見ていません。
代わりに見ているのは、
- Webメディアの記事
- 業界の専門情報
- SNSやブログでの議論
- 権威ある人・媒体の言葉
こうした“世の中のテキストの集合体”です。
だからAIが答えを出すとき、
こんなことを無意識に判断しています。
- この会社、どんな文脈で語られてる?
- 信頼できそう?
- 業界的に「ちゃんとした存在」っぽい?
もはや私たち人間が色々検索したあとに、“解釈”というプロセスでやってることと同じですよね。
LLMO=PR発想のデジタル版
PRの仕事って、何だと思いますか?
「プレスリリースを書くこと?」
「メディアに載せること?」
それも一部ではありますが、本質はもっとシンプルです。
PRとは、「世の中でどう語られる存在になるか」を設計する仕事。
- 社会のどんな課題と結びつくのか
- 業界の中でどんな立ち位置なのか
- 誰に、どんな言葉で語られるのか
これを考え続けるのがPRです。
ここまで読んでいただいてわかったと思いますが、PRってLLMOとやってることほぼ同じなんです。
AIもまた、
「この会社、どういう文脈で語られてきたか」
を見て判断します。
つまり、
LLMO=PR発想のデジタル版
と言っても、わりと過言じゃありません。
「SEOだけやってればOK」は、そろそろ限界
LLMOは、SEOの上位互換ではありません。
むしろ、まったく別のレイヤーです。
なので、これからSEOをまったくやる必要はない、ということではない。
SEOは「見つけてもらう技術」。
LLMOは「理解され、推薦される文脈づくり」。
たとえばChatGPTに
「この分野で信頼できる会社は?」
と聞かれたとき。
キーワードが強いだけのサイトより、
- 日経系メディアに載っている
- 業界紙で解説されている
- 社会課題と結びついて語られている
会社のほうが、圧倒的に選ばれやすい。
これはもはや、SEOの話じゃなくて、PRの話である。
2026年、求められているのは「文脈設計」
LLMO時代に重要なのは、
「何を言うか」よりも、
「どの文脈で語られているか」
です。
たとえば、
- サステナビリティの文脈
- サプライチェーンリスクの文脈
- 技術革新・新カテゴリ創出の文脈
この中で自社がどう語られているか。
単なる「サービス紹介」ではなく、
「なぜ、今この会社が世の中で必要とされているのか」(ソーシャルポジショニング)が語られているか。
AIは、ここをめちゃくちゃ見ている。はず。
(そうですよね、チャッピー)
デジタル×PR、分断してる場合じゃない
ここも大事なポイントです。
LLMOは、デジタル施策単体では成立しません。
- Webサイトを整える
- FAQを書く
- 記事を量産する
これだけでは、AIは「よくわからない会社」のまま。
逆に、
- PRで社会的文脈をつくり
- メディアで語られ
- その内容がWebに蓄積される
この流れがあって、初めて
「AIにとって理解しやすい存在」になります。
広告・SEO・PR。
この3つを同時に設計できるかどうかが、
LLMO時代の分かれ道です。
実は「王道の広報」が、いちばん効く時代
ちょっと皮肉な話ですが、
生成AIは、
日経新聞、業界紙、専門誌、学会サイト(or.jp)など、
いわゆる“ちゃんとしたメディア”をめちゃくちゃ読んでいます。
つまり、
- 地道なメディアリレーションズ
- 業界での立ち位置づくり
- 取材されるストーリー設計
こうした王道のPRが、AI時代にむしろ効いてくる。
話は逸れますが、2026年でいよいよ業界紙・専門誌も復活するのではないか。と期待しています。
ChatGPTをつかっていても、かなり業界専門のメディアからのトレースが多いし。
kushamiが考える、LLMO時代のPR
私たちkushamiは、LLMOを「新しいテクニック」だとは考えていません。
むしろ、
PRがずっとやってきたことが、
AI時代に“ちゃんと必要になった”
そんな感覚です。
- 社会課題からストーリーをつくり
- メディア文脈を設計し
- デジタルに蓄積する
この一連を、戦略的に、継続的にやる。
AIに選ばれる会社とは、
人にも、社会にも、ちゃんと理解されてきた会社です。
検索の時代から、
「文脈で選ばれる時代」へ。
いよいよ、PRの時代、到来じゃね?





