
公益社団法人 日本臨床細胞学会が主催する「細胞アート展」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。
グッドデザイン賞受賞ページ:https://www.g-mark.org/gallery/winners/33192
「医療と社会をつなぐ意義深い実践」として評価
本企画は、学会ワーキンググループの先生方とともに、企画立案からWebサイト・ワークショップ・展示設計、広報、実行まで一貫してkushamiが伴走し、医療教育をアートの力で社会にひらく取り組みとして高く評価されました。
「細胞アート展」は、細胞診という専門的な医療分野を、アート作品展示や子ども向けワークショップ、Web体験を通じて、直感的に理解できるように設計された教育プログラムです。顕微鏡で見た細胞の世界を“美しいアート”として提示し、楽しみながら健康や予防医療について学べる機会を提供しています。

審査委員の評価コメント
医療教育をアートの力で刷新した点で評価できる。細胞診という専門性の高い診断を直感的なビジュアルと体験型ワークショップに変換し、子どもから大人まで幅広い層が楽しみながら学べるようデザインされている点が革新的である。顕微鏡像をアート化することで学術的知識のハードルを下げつつ、医学的監修により正確性も担保されており、正確さと親しみやすさの両立が図られている。デザインによって多世代の健康意識を高め、予防医療の理解促進に寄与するものであり、医療と社会をつなぐ意義深い実践である。
今回の受賞を励みに、kushamiは今後も医療・教育・地域など社会性の高い領域において、企画・デザイン・広報の力で人と社会をつなぐプロジェクトを推進してまいります。
メンバーコラムでも「細胞アート展」について解説しています。
